うつ病になって良かったですか?
そう聞かれたら、私は即答で
「うつ病になりたくてなった人なんていない」
と答えます。
実際、当時は毎日が苦しく、
- 朝起きられない
- 仕事に行けない
- 将来が見えない
- 自分を責め続ける
そんな状態でした。
ただ、うつ病になった経験を振り返ると、
失ったものばかりではなく、人生を見直すきっかけになったことも事実です。
この記事では、私がうつ病になって初めて気づいたことや、結果的に人生にプラスになったことをお話しします。
最初に伝えたいこと
この記事は
「うつ病は素晴らしい経験だった」
という話ではありません。
うつ病は本当につらい病気です。
苦しんでいる最中の人に対して
「うつ病になって良かったよね」
と言うつもりもありません。
ただ、回復した今だからこそ
「あの経験があったから変われた部分もある」
と思えるようになりました。
うつ病になって得られた7つのこと
① 健康のありがたさを心から理解できた
うつ病になる前は、
健康であることが当たり前でした。
しかし実際に体調を崩すと、
普通に眠れること
普通に食事ができること
普通に外出できること
これらがどれほど幸せなことなのかを実感しました。
今では
「今日は普通に過ごせた」
それだけでも感謝できるようになりました。
② 無理をする生き方を見直せた
私は昔から
- 真面目
- 責任感が強い
- 頼まれると断れない
タイプでした。
周囲から見れば頑張り屋ですが、
実際は自分を追い込み続けていただけだったのかもしれません。
うつ病になって初めて、
「限界を超えて働いてはいけない」
と学びました。
③ 人に頼ることを覚えた
以前の私は
何でも一人で解決しようとしていました。
しかしうつ病になると、
一人ではどうにもできません。
家族や友人、医師など、
多くの人の助けを借りることになります。
その経験から、
人に頼ることは弱さではない
と考えられるようになりました。
④ 他人に優しくなれた
うつ病になる前は、
精神的につらい人の気持ちを本当の意味では理解できていなかったと思います。
ですが実際に経験すると、
外からは見えない苦しみがあることが分かります。
今では以前よりも、
他人の悩みや苦しみに寄り添えるようになりました。
⑤ お金の不安と向き合えた
休職や退職を経験すると、
収入について真剣に考えるようになります。
私自身、
- 固定費の見直し
- 投資
- 貯蓄
について本格的に学ぶきっかけになりました。
結果として、
病気になる前よりも家計管理の知識が身につきました。
⑥ 本当にやりたいことを考えるようになった
忙しく働いていた頃は、
目の前の仕事をこなすだけでした。
しかし休職期間中に
「自分は本当はどう生きたいのか」
を考える時間ができました。
人生を立ち止まって見つめ直す機会になったのです。
⑦ 幸せの基準が変わった
以前は
- 昇進
- 年収
- 他人からの評価
を追い求めていました。
しかし今は
- よく眠れる
- 好きな人と過ごせる
- 心穏やかに過ごせる
ことに幸せを感じます。
それでも、うつ病にはなりたくない
ここまで読んで
「じゃあ、うつ病になった方が良いの?」
と思う人はいないと思います。
答えは当然
NO
です。
もし過去に戻れるなら、
私はうつ病になる前に戻りたいです。
ただ、
過去を変えることはできません。
だからこそ、
経験から学んだことを人生に活かしたいと思っています。
今つらい人へ
もし今、
うつ病で苦しんでいるなら、
無理にこの記事の内容に共感する必要はありません。
回復途中では、
「良かったことなんて一つもない」
と思うのが自然です。
まずは回復することが最優先です。
将来振り返ったとき、
少しでも
「あの経験から学べたこともあった」
と思える日が来れば十分だと思います。
まとめ
うつ病になって得られたことは次の7つでした。
- 健康の大切さを知った
- 無理をしない生き方を学んだ
- 人に頼れるようになった
- 他人に優しくなった
- お金について学んだ
- 人生を見つめ直せた
- 幸せの基準が変わった
うつ病になって良かったとは言えません。
しかし、
その経験が人生を見直すきっかけになったことは間違いありません。
今ではそう思っています。

