【割安株の探し方】株価の評価方法

こんな疑問を解決
  • PER/PBRなどの指標で割安株を選定しているが、投資がうまくいかない。
  • 他の判断方法に知って判断材料としたい

投資歴十年以上の私が、割安株の探し方について、わかりやすく解説しています。

目次

事業価値と財産価値から株の価値を算出する方法

「知ってそうで知らなかった ほんとうの株のしくみ[ 山口揚平 ]」に基づいて、

株価が割安かどうかを確認し、投資判断の材料の一つとしています。

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「株の価値」は、「株主価値 ÷ 発行済株式数」で示される

  • 「株主価値」は、「事業価値 + 財産価値 - 固定負債」
  • 「事業価値」は、「営業利益 * 10倍」
  • 「財産価値」は、「流動資産 - (流動負債 * 1.2倍) + 投資その他の資産」 

「株価」<「株の価値」なら割安

この方法で割安と判断できた株を投資対象の候補として、選定しています。

実際にいくつか、算出した結果をお伝えします。

銘柄株価株の価値事業価値財産価値
オリックス1,136円755円約2.7兆円約3.8兆円
KDDI3,259円3,684円約10.2兆円約-600億円
コメダHLDG1,666円647円約788億円約50億円
※2020年8月2日時点の情報です。

以下の記事で紹介した3銘柄について、「現在」の株の価値を算出してみた結果、

KDDIのみ割安との結果になりました。

【初めに買うべき3銘柄】投資初心者やNISA(ニーサ)におすすめ

あくまで「現在」の事業と財産から判断しているので、「将来」の事業拡大が期待されている成長株の場合、

割高との結果になる場合もあります。

コメダHLDGは、社長の経営手腕が凄腕という点や、競合に比べて、店舗数の拡大余地があること、

営業利益率が高い点など評価されて、割高になっているのではないかと考えます。

まとめ

いかがだったでしょうか。売上や営業利益でなく、流動資産、固定資産も活用して、

割安かどうか判断する方法を紹介しました。

この方法は簿記の知識があるとより深く理解できます。

簿記を学ぶメリットと、おすすめ教材について

この他の人気銘柄やおすすめ銘柄、成長株の探し方は以下の記事にまとめています

【まとめ】口座開設後どの株を買えばよいか