インデックス投資と、高配当株投資は、どちらも優れた人気の投資方法です。
投資歴10年以上の私が、特徴を比較して併用がおすすめな理由について解説していきます。
目次
インデックス投資と高配当株投資の比較
インデックス投資と、高配当株投資の平均利回りや、運用にかかる手間、出口戦略など比較しています。
項目 | インデックス投資 | 高配当株投資 |
利回り | ◯ 平均7% | △ 平均3-5% |
手間 | ◯ つみたて設定のみ | △ 銘柄選定 買い時の見極め |
節税効果 | ◯ 配当金を再投資設定すれば、 配当課税されない | △ 配当金に20%課税 |
リスク | ◯ 世界や米国全体で分散 | △ 個別銘柄で分散 |
投資額 | ◯ 1000円等少額からはじめられる | △ 数十万円~数百万円必要 |
出口戦略 | △ 数%ずつ取り崩し | ◯ 考える必要なし |
インデックス投資の方が、数字の面では完全に勝っていますし、デメリットもありません。
インデックス投資と高配当株投資の併用がおすすめな理由
高配当株投資のメリットとは
インデックス投資は、資産額の増加が高配当株より圧倒的に早いです。
一方で、高配当株投資の場合、資産形成の速度はインデックス株よりも遅いです。
では、高配当株投資を行うメリットはどこに有るのでしょうか。
インデックス投資の場合、資産が高速で増えていくのに対して、高配当株の場合は、定期的に配当金や優待がもらえます。投資先が多ければ、毎月配当金を得ることも可能になります。
労働収入以外に、定期的な収入を得ることで、安心が得られることが最大のメリットです。
また配当金が得られる限りは、株を売る必要もないので、出口戦略を考える必要はありません。
インデックス投資で資産を増やしても、取り崩していく際の精神的な負荷は大きいと言われています。
「資産を減らしていくのは不安ですよね…」
併用により、最短で資産形成し、投資の実感も得られる
以下の順で、投資に慣れていくことをおすすめします。
- 「インデックス投資」で資産形成の目標額を決めて、つみたて投資を行う
- 「高配当株投資」で、配当金、優待を得る
インデックス投資により最短で資産形成を進めていき、増やした資産の一部で高配当株投資を行います。
少しずつ投資先を増やし、毎月配当金を得て、生活を楽にしていきます。
入金力がある場合は、併用して進めても良いでしょう。
まとめ
投資をはじめて10年ほどインデックス投資を中心に実施してきました。
資産総額は順調に増えており、将来的に2-3%取り崩しても、理論上は資産が減らないことも、頭ではわかってはいます。
しかしながら、将来の取り崩しに伴い、一時的に資産が減ることに対して、不安感を感じる人は多いでしょう。
双方の効果を最大限に発揮し、早いうちから、高配当株投資も実施することで、将来の不安を軽減していきましょう。
投資方法を調べて、インデックス投資と高配当株投資がよいとわかった。
だけど、どちらをやったほうが良いのか迷っている。