【日経平均25,000円】株高でも買うべき銘柄

コロナワクチンのニュースをきっかけに、日経平均は急上昇。現在は25,000円台を推移しており、割高に感じている人も多いのではないでしょうか。

私も3月のコロナショック以降は、キャッシュポジションの比率を高め、二番底を狙っていましたが、狙っていた株は割高になってしまい、手が出しづらくなってしまいました。

しかし、キャッシュをいくらもっていても、配当金はもらえません。

このまま、将来の下落を待つのも良いですが、上昇を続けるかもしれません。

配当収入の機会損失を減らすには、投資をするしかありません。

株高の中、私の利用した株の選定方法や、購入した株を紹介していきます。

目次

株の選定方法

安全余裕率を重視

営業利益、流動資産と固定資産から株の価値を算出する方法を使用しています。算出した株の価値が、現在の株価の差が大きいほど、安全であると言えます。

例えば、株の価値が200円で現在の株価が100円の場合、安全余裕率2.0倍となります。具体的な計算方法は今回は割愛します。興味がある方は以下の記事をご参照ください。

【割安株の探し方】株価の評価方法

では、この方法で選定した銘柄を紹介していきます(2020年11月時点)。

積水ハウス

積水ハウスのファンダメンタルズ分析

現在の株価は1900円です。安全余裕率は1.8倍と高水準です。

  • 想定株価:3,470円
  • 安全余裕率:1.8倍
  • 営業利益率:8.5%
  • 自己資本比率:48%
  • 配当利回り:4.31%
  • 配当性向:49%
  • 業種:建設業

2021年度は-18%利益減少の見込みですが、配当性向は49%と余力は十分あります。

※Kabutanより

積水ハウスのテクニカル分析

  • 高値下落率:-21%
  • 25日移動平均乖離率:8.8%
  • 14日RSI:79%(割高)
  • MACD週足:ゴールデンクロス
  • サポートライン:1550円

同業他社の大和ハウス工業は、コロナ前の水準に株価を戻しているのに対して、積水ハウスは半値戻しです。MACDもゴールデンクロスしており、中長期で回復の傾向も見えます。

積水ハウスのチャート

※Kabutanより

大和ハウス工業のチャート

※Kabutanより

新日本建物

新日本建物のファンダメンタルズ分析

現在の株価は363円です。安全余裕率は2.5倍と高水準です。

  • 想定株価:1214円
  • 安全余裕率:2.5倍
  • 営業利益率:11.7%
  • 自己資本比率:27%
  • 配当利回り:6.06%
  • 配当性向:30%
  • 業種:不動産業
※Kabutanより

2021年度は9%利益増の見込みで、配当性向は30%と余力は十分あります。

新日本建物のテクニカル分析

  • 高値下落率:-37%(割安)
  • 25日移動平均乖離率:4.7%
  • 14日RSI:66.7%
  • MACD週足:上昇トレンド
  • サポートライン:210円

新日本建物のチャート

※Kabutanより

新日本建物は半値戻しの水準です。MACDは上向いており、上昇トレンドです。

サンフロンティア不動産

サンフロンティア不動産のファンダメンタルズ分析

現在の株価は934円です。安全余裕率は2.5倍と高水準です。営業利益率も同業他社より高いです。

  • 想定株価:2500円
  • 安全余裕率:2.5倍
  • 営業利益率:22.6%
  • 自己資本比率:50%
  • 配当利回り:4.5%
  • 配当性向:50%
  • 業種:不動産業
※Kabutanより

サンフロンティア不動産のテクニカル分析

  • 高値下落率:-29%(割安)
  • 25日移動平均乖離率:6.8%
  • 14日RSI:67.7%
  • MACD週足:上昇トレンド
  • サポートライン:703→765円と切り上げてきている

サンフロンティア不動産のチャート

※Kabutanより

新日本建物は半値戻しの水準です。MACDは上向いており、上昇トレンドです。

蔵王産業

蔵王産業のファンダメンタルズ分析

現在の株価は1353円です。安全余裕率は1.8倍と高水準です。営業利益率も同業他社より高いです。

  • 想定株価:2500円
  • 安全余裕率:1.8倍
  • 営業利益率:14.4%
  • 自己資本比率:86.1%
  • 配当利回り:3.33%
  • 配当性向:50%
  • 業種:卸売業
※Kabutanより

蔵王産業のテクニカル分析

  • 高値下落率:-8%
  • 25日移動平均乖離率:-0.4%
  • 14日RSI:41.4%
  • MACD週足:やや下落トレンド
  • サポートライン:1170円

蔵王産業のチャート

※Kabutanより

萩原工業

萩原工業のファンダメンタルズ分析

現在の株価は1612です。安全余裕率は1.8倍と高水準です。

  • 想定株価:2400円
  • 安全余裕率:1.5倍
  • 営業利益率:9.2%
  • 自己資本比率:69%
  • 配当利回り:2.22%
  • 配当性向:28%
  • 業種:その他製品(合成樹脂繊維)
※Kabutanより

2021年度は8.6%利益減の見込みではありますが、配当性向28%と余力は十分あります。

萩原工業のテクニカル分析

  • 高値下落率:-7%
  • 25日移動平均乖離率:-1.8%
  • 14日RSI:54.6%
  • MACD週足:上昇トレンド
  • サポートライン:1154→1324円と切り上げてきている

萩原工業のチャート

※Kabutanより

まとめ

株高が続き、方向感が見えない中でも、割安株はあります。諦めずに割安株を探してみましょう。ただし、暴落時に大きく買えるにキャッシュはある程度残しておくとよいでしょう。

コツコツ買い集めていくことで、経済的自由に近づいていきます。

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