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【全10区比較】札幌で子育てしやすいエリアを解説
- 札幌への移住をしたいけど、どのエリアが住みやすいかわからない!
- 特に子育てに向いているエリアを知りたい!
知らない土地への移住で、子どもを連れての引っ越しだと、不安が大きいですよね。
その反面、せっかく札幌に移住するなら、子どもに良い環境で育ってほしいと前向きな気持ちもあるはずです。
そんなあなたに向けて、札幌出身の私の考える子育てに向いた物件選びのポイントを紹介していきます!
特に住みやすいエリアの一般的な条件は、以下の3つです。
- 交通の便が良い
- スーパーや商業施設が近くにある
- 治安が良い
とくに、北海道の場合は、積雪があるため「交通の便が良い」ことが、最重要です。
また、子育て世代には「公園が近くにある」と、休日も自然の中で過ごせるので、この点も外せません。
北区
交通と土地柄
北区は、札幌市10区の中では、南区・西区に次いで3番目に面積が広い区です。
交通アクセスの良さのよさもあり、人気が高いです。
特にJR、地下鉄、バスだけでなく、高速道路など交通網が発達しており、道内各地への移動も便利です。
北海道大学や北海道教育大学札幌校などがあり、エリアによっては、学生が多いので注意が必要です。
公園
約100種類のユリが植えられている「百合が原公園」があります。
植物をテーマとした公園に見えますが、園内には、遊具広場や芝生広場などの遊戯施設やスポーツ施設もあり、休日の子供とのふれあいの場としても活用されています。
北区では麻生がおすすめ
家賃が比較的安く、治安もよく、公園も近くにあり、子育てはしやすいと言えます。
また、地下鉄・南北線で、大通駅もさっぽろ駅にも1本で行けるのが、非常に便利です。
東区
交通と土地柄
東区は、広大な面積をほこる自然豊かな土地柄です。
ただし、面積が広いため、地下鉄沿線のエリアが限られてしまいます。
バスなどの公共交通機関がメインになります。
公園
「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもとに、造成された「モエレ沼公園」があります。
自然と芸術が融合した景観を味わえる他、噴水、遊具などもあり、大人・子供とも楽しめる最強の公園です!
中央区
交通と土地柄
官公庁や企業・商業施設が集まる中央区は、札幌の中心地です。
歓楽街として有名な「すすきの」がありますが、他の地域に比べて極端に治安が悪いということはありません。
円山公園の周辺エリアなど自然も豊かです。
公園
野生のリスに出会えることもある「円山公園」があります。
地下鉄東西線・円山公園駅より徒歩5分とアクセスも抜群です。
中央区では円山がおすすめ
地下鉄・東西線の円山公園駅付近は、札幌の高級住宅街で知られています。
非常に治安が良く、住んでいる人も教育熱心な方が多いので、子供に良い環境で勉強させたいという人や都会と自然を両立させて子育てしたいという人におすすめです。
高級住宅街ということもあり、家賃が高いのが唯一のデメリットですね。
豊平区
交通と土地柄
豊平区は、区の南部が丘陵地や山林で、自然が豊かなエリアで閑静な住宅街として知られています。
地下鉄は南北線・東豊線の2路線が乗り入れており、アクセスは良いです。
公園
緑化植物園の花壇や庭園が楽しめる「豊平公園」があります。
テニスコートや温水プールなどがありますが、遊具などはないため、子供と遊ぶには少し物足りない印象です。
西区
交通と土地柄
西区は、札幌市10区の中で南区に次いで2番目に面積が広い区です。
駅周辺は公共施設やイオンやイトーヨーカドーなどもあり、買い物には不自由しません。
公園
農林水産省北海道農業試験場跡地につくられた、「農試公園」があります。
一年を通して利用できる運動公園として知られています。
西区では琴似がおすすめ
琴似は、繁華街もありますが、治安は悪くありません。
また、地下鉄とJRの両方が利用できて、交通アクセスは抜群です。
他のエリアと比べると、自然はやや少ないですが、歩いてすぐに大きな公園もあり、バランスの良いエリアだと言えます。
南区
交通と土地柄
南区は札幌市の面積の6割を占める、1番面積が広い区です。
滝野すずらん丘陵公園や支笏洞爺国立公園があるほか、スキー場、温泉などもあり、札幌市内でも一番自然が豊かなエリアです。
大型スーパーなども多く、買い物にも不自由はありません。
公園
北海道唯一の国営公園、「滝野すずらん丘陵公園」があります。
自然だけでなく、遊具も豊富で、1年を通して楽しめる公園です。
公園の周辺には、札幌芸術の森や、札幌ふれあいの森など、市内南部のレクリエーションエリアが集まっています。
厚別区
交通と土地柄
厚別区は、10区の中で最も面積が狭いですが、ベッドタウンとしての人気が高いエリアです。
やや郊外になりますが、地下鉄・JRどちらもあり、中心街へのアクセスが良く、利便性が高いのが特徴です。
公園だけでなく、水族館、科学館など、子育て世代にはうれしい施設が充実しています。
公園
全長40kmを超える遊歩道から、様々な動植物を観察することができる自然公園、「野幌森林公園」があります。
とても広く、自然がたくさんあるため、 晴れた日にお散歩やピクニックに最適です。
手稲区
交通と土地柄
手稲区は、山や海が近く、スキーや海水浴などを楽しみたい場合におすすめです。
JRを利用すれば、札幌駅までは快速で10分とアクセスは良いですが、地下鉄が通っていないのが唯一のデメリットです。
地価・家賃は比較的安く、札幌のベッドタウンともいえるでしょう。
このため、持ち家率が60%を超えており、清田区に次いで2位です。
駅周辺にはスーパーが多く、買い物には困りません。閑静な住宅街が多く、暮らしやすい雰囲気です。
公園
600メートルもあるカナールと呼ばれる水路がシンボルになっている、「前田森林公園」があります。
前田森林公園の半分は、森となっていて大部分が芝生なので、休日は子供たちが安心して遊んでいる様子が見られます。
特に広大な芝生広場は子供たちに人気のスポットで、キャッチボールやフリスビー、バドミントンをしたり、シートを敷いてお弁当を食べる家族連れでにぎわっています。
清田区
交通と土地柄
札幌市内で唯一駅がない区です。車やバスでの移動が中心になります。
このため、地価が安く、土地が手に入りやすいのが特徴で、持ち家率は70%を超えており、札幌市内10区でトップです。
家・車を購入して腰を据えて子育てをしたいという場合には、向いていると言えるでしょう。
逆に、移住をしてはじめに暮らす街としては避けるのが無難ですね。
公園
札幌近郊で最大級の梅林には梅が約1,200本植林されているのが特徴的な「平岡公園」があります。
5月頃の開花時には多くの来園があります。
白石区
交通と土地柄
白石区は、JR・地下鉄の通るアクセスのよい地域です。
一方で「治安が悪い」との印象が根強くありますので、お薦めはできません。
結局おすすめは?
交通の便がよく、治安の良い西区・南区・厚別区がおすすめです。
車を持っているのであれば、清田区も選択肢に入ってきますね。
商業施設に関しては、比較した結果、大きく差はありませんでした。
交通 | 商業施設 | 治安良い順 | |
北区 | ○ | ○ | 9位 |
東区 | △(地下鉄沿線が少ない) | ○ | 7位 |
中央区 | ○ | ○ | 10位 |
豊平区 | ◎(地下鉄2線) | ○ | 5位 |
西区 | ○ | ○ | 4位 |
南区 | ○ | ○ | 2位 |
厚別区 | ○ | ○ | 3位 |
手稲区 | △(JRのみ) | ○ | 6位 |
清田区 | ✕(駅なし) | ○ | 1位 |
白石区 | ○ | ○ | 8位 |
まとめ
いかがだったでしょうか。
10区すべてを確認して、あなたと子どもにあった町が見つかることを願っています。
私は手稲区に18年住んでいましたので、「前田森林公園」へは小さい頃からよく遊びに行っていました。
本記事を編集するなかで、やはり自然豊かな場所で子供と遊ぶのが、私の理想的な生活だと改めて実感しました。